
そもそもなぜ今、私がミニマリズムに目覚め、「整えびと」となったのかについてお話ししたいと思います。
タイトルにあるように、ここまでくるのになんと30年という時間をかけてしまいました。
画像は内容とは関係ないのですが、ずっと見ていると水に浮かんでいる葉っぱが、周りの環境に翻弄され続けた自分のようにも映ります。ふぅ。
『足るを知る者は富む』
30年前に何かの記事で、『足るを知る者は富む』という老子の言葉に出会い、とてもとても感銘を受け、その記事を切り抜き、冷蔵庫に貼り付けて、毎日のように眺めていました。
少ないものでも今あるものに満足することで、心豊かに暮らせる・・そんな静謐、清貧の世界に憧れたんですね。
ちなみに『静謐』『清貧』という言葉もこのころからお気に入りでした。
しかしですね、現実は仕事と子育てに追われ、足りない時間を補うかのように大量のものを「仕方ない」と買い続けていました。
場所を取るだけの時短家電
使いこなせなかった圧力鍋
片付けと称して増える収納グッズ
そして、日々の買い物も時間がないから値段も見ずにスーパーでどんどんカゴに放り込む・・
家計も『足るを知る』からは程遠くなってしまいました。
しかし、冷蔵庫のメモを見ては
「私の行くところはここ!」
と思い直し、毎年の目標に
「シンプルに暮らす」
を掲げていました。
その後、断捨離に出会い、これだ!と思い、教材を買い本もムック本も購入しましたが、ちっとも実践しようとしないんですよね。
収納の才能はあったので(多分)、整理収納アドバイザー2級もとりました。
やましたひでこさんの話しはおもしろいし、アドバイザーの勉強も楽しかったですが、現実的に「私にはムリ」と何もせずにいたんです。
何が無理ってね
やろうとしても私の中に数多くのムリがでてきました。
田舎だからムリ ← 意味わからん
古い農家で写真のような新しいおしゃれな家じゃない ← 関係ない
義母がいるからムリ、主人の協力がないからムリ ← 出来る範囲からすれば?
大きな嫁入りダンス、おひなさまムリ! ← いきなりそこにいかない!
今なら大量のツッコミがいれられます。
そもそも物を捨てる、整えるより、心や思考のゴミを捨て、整えないといけなかったのですね。
今ならよくわかる。
そんなことしている間に、思い始めてから30年もたってしまったのよ。
やってきました還暦!
正直、自分がこのような歳を迎えるとは想像もしておらず、体もあちこち不具合も出てかなりナーバスになりましたね。
そして強烈に感じたことは「残りの持ち時間」
今まで何をしてきたんだろう。
これから何をしたら満足するのだろう。
そんな時、ある日突然目に入ったのが、30代男性ミニマリストの方のYouTube。
ミニマリストという言葉は以前から知っていて、
スーツケース一つの持ち物
部屋にはテーブルとパソコンのみ
などという映像に憧れを持っていたのですが、実際にそれを実践している人と出会ったのは初めてでした。
その方の話しはとてもクリアで的確で、感情ではなく論理的。
とても心地よく無理なく言葉が入ってきて、毎日毎日彼の言葉を浴び続けました。
耳からの情報というのも、私には合っていたのかもしれませんね。
そして同じころに出会ったカウンセラーさんのラジオ番組での言葉に、背中を押されました。
「やりたかったことは、今からでもやりましょうよ!」
そして30年間思い続けてきた
『足るを知る』
『シンプルな暮らし』
を憧れだけではなくて、本気で叶えようと動き始めました。
思えば、夏休みの宿題を最後の一週間で一気にアセアセでやっていた性格が、こんなところにまで出てきた感じです。
お二人とも30年前に出会いたかったです。
でも自分の持ち時間を強く意識し始めた今だからこそ、背水の陣で言葉を受け入れ、実践できたのだろうと思います。
つづく